【実体験から暴くBMキャピタル】7年間の投資で見えた欠点とは?資産1億越えの投資家が実態の全貌を公開します!

  • BMキャピタル、噂では聞くけど、実際のところはどうなの?
  • 本当に利益を出している人はいるの?
  • どんなリスクがあるの?

投資において、真実を見極める作業は、決して容易ではありません。

特にインターネット上では、一つの投資案件に対して賛否両論が渦巻いており何を信用すればいいのかわからないことが多いのではないでしょうか。

BMキャピタルに関しても、その例外ではありません。

投太郎
投太郎

私の場合は、友人からの紹介だったため、実体験を聞くことができたので、とても運がよかったと思います。

ですので、この記事では、BMキャピタルの投資を迷っている方に向けて、BMキャピタルに7年間投資してきた私の実体験に基づき、その実態と私が直面した欠点ついて語っていきたいと思います。

私が直面した欠点と、それにどう対処したかについての洞察が、あなたの投資判断の参考になるかもしれません。

あなたの投資戦略を練る上で、この記事が有益な参考資料となることを願っています。

まずはBMキャピタルの概要を簡単におさらいしていきましょう。

1-1 BMキャピタルの概要

会社名BMキャピタル合同会社(BM CAPITAL)
会社住所東京都港区六本木7ー18ー1
代表森山武利(もりやまたけとし)
ファンドマネージャー面談時に確認可
運用資産高約180億円
設立年度2013年
平均年利10%以上
最低出資額原則1000万円以上
投資形態合同会社社員権出資
ホームページBMキャピタル公式サイト
BMキャピタル概要

BMキャピタルは、2013年に設立された東京に本社を置く日本のヘッジファンドです。

東京大学や京都大学を卒業し、外資系投資銀行や海外ヘッジファンドの実務経験を有する経験豊富なメンバーが運用しています。

独自の投資哲学「損失を出さない」という理念に基づいて、長期的な視点で運用を行うことで、優れた投資成果を上げています。

実際に、BMキャピタルは、年間平均利回りが10%で、過去マイナスになった回数はゼロというとんでもない運用成績となっています。

投太郎
投太郎

直近6年間に至っては、資産価値は2倍に!!

月単位で見るとマイナスの月は存在しますが、年単位で一度もないというのは驚異的です。

コロナショックでもマイナスを出さなかった超優秀ファンドということです。

リスクの低い安定運用に魅力を感じるのならば、BMキャピタルは最適なファンドといえます。

1-2 BMキャピタルの運営形態

金融商品には、大衆向けの公募ファンドと、限定的な私募ファンドがあり、BMキャピタルは私募ファンドに該当します。

私募と公募について、簡単に説明していきます。

公募ファンド

公募ファンドの代表例が、投資信託です。

投資信託は、証券口座があれば誰でも買える商品です。

また、公募ファンドをする投資会社は、金融商品取引法に基づき金融庁から登録を受ける必要があり、金融庁の監視を受けています。

要するに、公募ファンドは、みんなから集めたお金を運用するので、みんなのお金を守るために金融庁がきちんとルールを決めて監視しますよといった塩梅です。

私募ファンド

一般には募集しておらず、私的に募集しているから私募ファンドと呼ばれます。

そのため、投資信託のように金融庁による規制を受けずに自由度の高い投資戦略を実行することができます。

しかし、一般に募集していないので、私募ファンドにアクセスするには、通常、特定の紹介やコネクションが必要であり、一般投資家が直接参加することは難しいことが一般的です。

さらに、私募ファンドは募集人数に50人未満という制限があり、49名までの少人数私募債での資金調達が認められていますが、不特定多数を対象とした資金調達は行えません。

しかし、合同会社の社員権を私募で募る場合は、勧誘する人数に制限がなく、実際に出資者を499人までに抑えることで、有価証券届出書の提出などの開示義務も生じません。

BMキャピタルは、その運用形態として合同会社を採用し、社員権(出資者の権利)を自ら募集しています。

合同会社とは?
株式会社と合同会社の違い

 

このようにして、BMキャピタルは合同会社の形態を活用し、大規模な資金調達を法的制約なしで行うことができています。

2 投太郎がBMキャピタルへの投資を始めた経緯

私が投資を始めた経緯は、以下記事でかなり詳しく書いていますので、興味がある方は以下記事をご覧ください。

【投資の羅針盤】当ブログの投資スタンスの全貌とコンテンツ紹介!各投資商品についてのレビューもあるよ!

ここではざっくりヘッジファンド投資を始めたきっかけを綴ります。

私がヘッジファンド投資を始めたのは、資産運用に対する関心が高まっていたときに、友人の成功体験を聞いたことがきっかけです。

私は、大学を卒業して以来、一つの企業でずっと働いてきました。

その甲斐あってか、30代に差し掛かる頃には、私は自分なりに順調なキャリアアップを遂げていました。

給料も上がり、資産も徐々に増えていきました。

資産が増えていくにつれ、「このお金をもっと有効に使えないものか」という思いはありましたが、投資の知識も経験もなく、どう手をつけていいかわからない状態でした。

仕事で得た収入は銀行に預けることがほとんど。

時には、もっと賢くお金を増やす方法があるのではないかと考えることもありましたが、忙しい日々の中でその思いはいつも後回しになってしまっていました。

そんな私が33歳を迎えた頃、資産が3,000万円を超えていたことに気づきました。

それなりに満足はしていましたが、同時にある考えが頭をもたげ始めました。

投太郎
投太郎

もう少し楽に、もう少し賢く資産を増やせないものか?

転機は、私の友人の弁護士が、株式投資で800万円の利益を上げたという話を聞いた時です。

正直、私自身、投資については「難しそう」「リスクが高い」という先入観がありました。

しかし、彼の成功話を聞いて、「え、投資ってそんなに儲かるの?」と心底驚きました。

それまで投資をほとんどしたことがなかった私にとって、この話はまさに目からウロコでした。

その瞬間から、「もしかしたら、私も投資で収益を上げられるのではないか?」という思いが芽生え始めました。

そこから、私は、数多くの投資を経験し、多くの失敗と成功を経験することになるのですが、これをきっかけに、その友人が推奨するBMキャピタルへの投資を行うようになりました。

現在では、私の投資ポートフォリオの中心はもちろんBMキャピタルに置かれています。

3 BMキャピタルの欠点について

上述してきたように、BMキャピタルのアプローチは、市場の不安定さを乗り越え、安定した成果を目指す堅実さが魅力的です。

しかし、投資というものは、どのような優れた哲学を持ったファンドであっても、必ずしも完璧ではありません。

BMキャピタルのアプローチにも、もちろん例外ではなく、いくつかの欠点や注意すべき点が存在します。

そこで、ここからはBMキャピタルの投資戦略が持つ、見落としがちな欠点や、投資する際に考慮すべきリスクについて詳しく説明していきます。

以下に私が感じた欠点をまとめておきます。

投太郎が感じるBMキャピタルの欠点5選

①流動性が低い

②投資戦略が複雑

③規制の影響

④短期成績のばらつき

運用成績に対する期待値が高い

これだけではイメージがつきづらいと思うので、ひとづずつ、より具体的に説明していきます。

①流動性が低い

ヘッジファンドには、投資したお金を引き出せない期間が設定されています。

これをロックアップ期間といいます。

ロックアップ期間が存在する理由として、ヘッジファンドは、長期間にわたる投資や複雑な取引を行うため、短期間での資金の出し入れがあると、投資戦略が狂ってしまう可能性が高いことが挙げられます。

この流動性の低さは、特定の状況下では困る原因となります。

実際、私は、予期せず家を購入するチャンスに遭遇したことがあり、このロックアップ期間の影響を痛感しました。

十分な資金はあったものの、大部分がBMキャピタルに投資していたため、必要な頭金をすぐに用意することができませんでした。

結果として、その不動産を購入する機会を逸してしまいました。

投太郎
投太郎

もしBMキャピタルに資金を入れてなければ買えたのに、、、いまでもちょっと引きずっています笑

しかし、BMキャピタルのロックアップ期間は、戦略上必要な制限であり、どうしようもないことです。

ロックアップ期間の長さは、ヘッジファンドごとに異なり、数週間から数年にわたるものまでさまざまですが、一般的なヘッジファンドのロックアップ期間は、1年以上であることがほとんどです。

BMキャピタルは四半期ごととなっており、ロックアップ期間は比較的短い部類に入ります。

多くのヘッジファンドでは、ロックアップ期間が1年以上とされていることを考えれば、BMキャピタルの運用方針は、投資家にとってはるかに柔軟性があると言えるでしょう。

②投資戦略が複雑

BMキャピタルの核となる投資戦略は、会社の本質的な価値に対して株価が安すぎる銘柄を発見し、そこに投資することで値上がり益を狙うバリュー投資です。

バリュー投資とは?

バリュー投資とは、割安の銘柄に投資する手法のことです。

 

株式市場では、時として企業の本質的な価値と乖離した株価が現れるので、会社の本質的な価値に対して株価が安すぎる銘柄を発見し、そこに投資することで値上がり益を狙うのがバリュー投資の核心です。

 

以下に簡単なイメージ図を示します。

 

そのため、バリュー投資には、強い安全性があります。

 

過小評価された株を選ぶことで、市場が不安定な時でも比較的安定した投資を維持できることが多いのです。

加えて、バリュー投資を最大限に活かすために、企業のイベントを捉えて投資判断を下すイベント・ドリブン投資や、投資対象企業の経営方針や事業内容の変更を求めて、株主の立場から積極的・能動的に関与する投資手法アクティビスト投資を組み合わせることで、BMキャピタルは市場平均を上回るリターンを目指しています。

投太郎
投太郎

私はその全てを理解しようとして戸惑った経験があります。

ある時、BMキャピタルが特定の企業に大規模に投資し、その企業の運営に積極的に関与するアクティビストのアプローチを取ったことがありました。

この戦略の背後にある理論を完全に理解するためには、企業財務に深い知識が必要であり、また、BMキャピタルがどのようにして企業価値の向上を目指すのか、そのプロセスの複雑さも理解しなければなりませんでした。

特に、アクティビスト投資が成功するかどうかは、多くの変数に依存しており、短期的には大きな変動を引き起こす可能性があることが懸念材料でした。

しかし、やはりというべきでしょうか、私の心配とは裏腹に、この投資は見事成功を納めました。

投太郎
投太郎

結構分かってるつもりなんですけど、ファンドマネージャーが本当に狙ってることはレベルが高すぎて理解が追い付かないです、、、

すべての戦略を完全に理解する必要はなく、投資の目標を達成してもらうことが、より現実的であると深く理解しました。

BMキャピタルのようなプロフェッショナルに投資を任せることで、投資家は自分自身の専門知識や時間の制約を越えて、市場での成功を目指すことができるのです。

③規制の影響

上述の通り、BMキャピタルは、その運用形態として合同会社を採用しています。

このアプローチは出資者数が499人に達すると、合同会社は解散し、再設立を余儀なくされるという、独自の課題に直面しています。

このサイクルはすでに5回も繰り返されています。

引用元 : 国税庁 法人番号公表サイト

こちらの通り、国税庁の法人番号サイトで検索をすると、BMキャピタルは過去5回解散していることがお分かり頂けるかと思います。

これは、出資者数が増加し、煩わしい書類提出の義務が生じるのを避けるためです。

詳しくは以下記事をご覧ください。

BMキャピタルは2022年10月に解散していて怪しい?!【怪しいと思われるその他の観点も調査】

解散になった場合、私たち既存の出資者は、BMキャピタルが海外で運営するマザーファンドに再投資するか、出資をやめるかを選ぶことになります。

私も、解散の通知を経験し、BMキャピタルが海外で運営するマザーファンドへの再投資か、出資を終了するかを選ばなければならなくなりました。

特に心配だったのは、私がこれまでに築き上げた投資のポジションと、BMキャピタルへの信頼が、新たなファンド移行によってどのように影響を受けるかという点でした。

また、海外のマザーファンドへの投資は、私にとって未知の領域であり、そこに再投資することのリスクを正しく評価することに苦労しました。

最終的には、BMキャピタルの過去のパフォーマンスと将来への信頼を基に、海外のマザーファンドへの再投資を選択しました。

これらの経験を通じて、合同会社としての解散と再設立が投資家にもたらす影響を実感し、BMキャピタルの運営戦略の背後にある日本の法律上の制約を深く理解することができました。

確かに、このプロセスには一定の不便性が伴いますが、長期的な視野で見れば、BMキャピタルが追求している効率的な運営と投資戦略の柔軟性を維持するための必要な措置であることを認識しています。

④短期成績のばらつき

BMキャピタルの投資戦略は、上述の通り、その核心にバリュー投資を据え、長期投資を主眼に置いています。

このアプローチは、時間をかけて資産の本質的価値が市場に認識されるのを待つものであり、短期的な成績の変動に晒されることもあります。

特に数か月レベルの短期間で見た場合には、投資成績がマイナスに転じることも少なくなく、これが投資家にとって不安を引き起こす原因となることがあります。

たとえば、私がBMキャピタルに投資を始めた最初の半年ほど、成績がマイナスに転じ、私の投資額は一時的に減少しました。

この時、初めての経験だったこともあり、BMキャピタルに対する不安を感じ、解約するか悩んだことがありました。

しかし、友人からの紹介だったこともあり、もう少し信じてみようとBMキャピタルとの関係を継続することができました。

そして、時間が経つにつれ、BMキャピタルの選定した投資先の価値が市場に認識され始め、ポートフォリオの成績は徐々に回復し、その後、予想以上の成果を達成することができました。

短期的な成績が必ずしも長期的な成功を反映しないことを理解し、できれば3年以上の長期目線で見る覚悟が必要と言えるでしょう。

運用成績に対する期待値が高い

BMキャピタルの投資戦略は、その堅実な運用成績で知られています。

しかし、一部の投資家からは、さらに高いリターンを望む声が上がることがあります。

これは、BMキャピタルがこれまでに達成してきた安定した成果に対する期待値が高まっている証拠でもありますが、同時に、投資家と運用会社との間で期待値のギャップが生じる原因ともなり得ます。

実際に、私がBMキャピタルを紹介した友人であるNは、当初、BMキャピタルの安定した運用実績に魅力を感じていましたが、時間が経つにつれ、堅実な利益が当たり前になり、より高いリターンを求めるようになりました。

数年前にテクノロジー株が市場を牽引して大きく上昇した時期があり、BMキャピタルの年間リターンが市場平均を下回りました。

友人Nは大きな失望を感じたようです。

確かに、多くの投資家が短期間で高いリターンを享受している中、BMキャピタルのポートフォリオは、厳選されたバリュー銘柄に集中していたため、市場全体の上昇率に比べて著しい盛り上がりを見せておらず、私としても不満を感じることは少なからずありました。

友人N
友人N

なぜより積極的な投資戦略を取らず、市場の上昇トレンドに乗らないのか

友人NはBMキャピタルに対し、疑問を持ち始めました。

この期待と実際の成績とのギャップは、友人Nにとって大きな困惑の原因となりました。

BMキャピタルのバリュー投資戦略に対する一時的な不満から、友人Nは他の投資戦略を求め始めました。

友人Nが選んだ新しい投資先は、表面的には魅力的な高いリターンを約束していましたが、それは高いリスクを伴うもので、市場の予測不可能な動きと、高リスク投資の複雑さに翻弄され、友人Nはやがて大きな損失を被りました。

投太郎
投太郎

テクノロジー株が上昇した事例は、市場の予測がたまたま当たっただけで、このような予測が常に当たるわけではありません。

この点を忘れてはならず、投資は常にリスクを伴うことを認識する必要があります。

この経験を経て、友人NはBMキャピタルのもとへ戻ってきました。

人々はしばしば、何が本当に大切かを失って初めて気付くことがあります。

 

日常の小さな幸せと同様、堅実に利益を出し続ける投資も、当たり前だと思いこみ本当の価値を見落としてしまうのです。

 

常にもっと大きな利益を求めるのは人間の本性かもしれませんが、真の価値は時に目に見えない形で存在しています。

 

私たちが日々直面する選択や決断において、目先の成果や輝かしいリターンだけに目を奪われがちですが、本当に大切なのは持続可能で安定した成果を積み重ねることです。

 

BMキャピタルのように一貫して堅実な運用を行うことの重要性を理解し、長期的な視点で物事を考えることが、結果として私たちの資産や幸福を守ることにつながります。

 

それを肝に銘じ、今あるものの価値を大切にしながら、目先の利益に惑わされることなく、賢明な決断を続けていくことが重要です。

BMキャピタルの運用チームは、市場の短期的な動向に流されることなく、一貫してバリュー投資の原則に基づいた運用を行っています。

この堅実な運用方針は、時間をかけて安定したリターンを提供し、結果として投資家の資産を守ることに貢献していることを改めて理解しましょう。

4 さいごに

いかがでしたでしょうか。

BMキャピタルへの私の7年間の投資を通じて、その過程で直面した欠点についてお伝えしてきました。

投資を考える上で、共感する部分があったとしたらうれしく思います。

資産運用においては、行動を起こさないことが最大のリスクであるという事実を忘れてはなりません。

今日の世界は経済的不確実性が増大しています。

2023年以降、世界経済はCOVID-19パンデミックからの回復を試みていますが、その影響はまだ完全には払拭されていません。

さらに、地政学的な緊張の高まりや供給網の問題など、新たな経済的な課題が目前にあります。

こうした不確実性の中で、ヘッジファンドはその柔軟な運用戦略により、市場の変動をチャンスに変えることができます。

ヘッジファンドは、株式や債券だけでなく、様々な資産クラスに投資することでリスクを分散し、安定したリターンを目指します。

そのため、不確実な市場環境においても、賢明な投資選択肢となるのです。

もし興味があるなら、まずは情報を集めることから始めてみてはいかがでしょうか。

投資に関する知識を深め、自分に合った投資先を見極めることが大切です。