【経験者が解説】BMキャピタル購入ガイド!問い合わせから購入までの具体的な流れ!

こんにちは、某法律事務所にて日々投資詐欺案件に携わっています、投太郎です。

今回は、これまでにも何度か取り上げている国内ヘッジファンド「BMキャピタル」について、「どうやって投資すればいいの?」という質問があったので、購入の流れを具体的に解説してみようと思います。

BMキャピタルは証券会社で購入できると思っている方も多いようですが、結論から言うと、BMキャピタルは証券会社経由では購入できません。

なぜ証券会社で買えないのか、その理由も含めて解説していますので、参考にしてくださいね。

投太郎
投太郎

手続きが少々面倒なので、そういった意味でもインデックス投資の方が楽でいいと思いますよ笑

この章では、BMキャピタルへの投資を始める前に知っておきたい情報や、準備しておくべきものについてわかりやすく説明していきます。

ではまず、BMキャピタルについての基本情報から見ていきましょう。

1-1 BMキャピタルについて

BMキャピタルは、2013年に設立された東京に本社を置く日本のヘッジファンドです。

以下にBMキャピタルの概要をまとめました。

会社名BMキャピタル合同会社(BM CAPITAL)
会社住所東京都港区六本木7ー18ー1
代表森山武利(もりやまたけとし)
ファンドマネージャー面談時に確認可
運用資産高約180億円
設立年度2013年
平均年利10%以上
手数料申し込み手数料:5%
管理/成功報酬:6%〜(運用期間の中で最も高かった成果を超える場合にのみ成功報酬が発生。)
最低出資額原則1000万円以上
投資形態合同会社社員権出資
電話番号03-3403-2508
事業目的1.金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引
2.各種事業への投資
3.有価証券の自己募集
4.経営コンサルティング業務
5.前各号に附帯する一切の業務
ホームページBMキャピタル公式サイト
BMキャピタル概要

BMキャピタルに投資をする場合、いくつかの条件や注意点があるので、次にそれらについて詳しく説明していきますね。

1-1-1 投資要件 −最低投資額は1000万円−

通常ヘッジファンドへの投資には、相当な資金が必要です。

多くのファンドでは、投資家として数百万ドル、日本円なら1億円以上を持つ富裕層や機関投資家のみが参加できるケースがほとんどです。

例えば、アメリカのヘッジファンドの多くは「認定投資家」や「適格購入者」にしか販売できないという規制があります。

簡単に条件をまとめておきますね。

認定投資家の条件適格購入者の条件
・過去2 年間の収入が20 万US ドルを超えていて将来もそれが見込まれること
配偶者との合算所得が年間30 万ドル以上あること
家屋や自動車を除く純資産総額が100 万ドル以上
・既に500 万ドル以上の投資を行っていること
・自己および他の適格購入者たちの勘定で2500 万ドル以上の投資を行っている
認定投資家、適格購入者の条件

このように、投資家の条件や人数に制限が課せられているため、ヘッジファンド側も投資家を慎重に選ぶ必要があるということなんですね。

日本でも、ヘッジファンドは富裕層向けで、条件が多いのが普通なんですが、BMキャピタルはちょっと違っていて、最低投資額が1000万円と、比較的低めに設定されています。

投太郎
投太郎

1000万円以下でも相談次第では可能なこともあるそう。

1-1-2 制限 −3か月のロックアップ期間−

ヘッジファンドには、投資したお金を引き出せない期間が設定されていることがあります。

これをロックアップ期間といいます。

ロックアップ期間が存在する理由として、ヘッジファンドは、長期間にわたる投資や複雑な取引を行うため、短期間での資金の出し入れがあると、投資戦略が狂ってしまう可能性が高いことが挙げられます。

ロックアップ期間の長さは、ヘッジファンドごとに異なり、数週間から数年にわたるものまでさまざまですが、BMキャピタルも3ヶ月という期間が設けられています。

投太郎
投太郎

解約制限があると聞くとデメリットに感じてしまいますが、ヘッジファンドの投資戦略上、仕方のないことなんですね。

また、一般的なヘッジファンドのロックアップ期間が1年以上であることがほとんどであり、3ヵ月ごとに解約のチャンスがあるBMキャピタルは手を出しやすいと言えるでしょう。

これも、1000万円から預かっているために実現できるロックアップ期間の短さといえるでしょう。

1-1-3 BMキャピタルの運営形態

金融商品には、大衆向けの公募ファンドと、限定的な私募ファンドがあります。

公募ファンドの代表例が、投金融商品には、誰でも購入できる「公募ファンド」と、限られた範囲で募集される「私募ファンド」の2種類があります。

BMキャピタルは、一般募集をしていない「私募ファンド」です。

一般には募集しておらず、私的に募集しているから私募ファンドと呼ばれるようです。

私募ファンドにアクセスするには、通常、特定の紹介やコネクションが必要であり、普通の投資家が直接参加することは難しいことが一般的です。

また、公募を行うためには金融商品取引業の登録が必要ですが、私募ファンドの場合は、この登録が不要です。

具体的には「49名までの少人数の募集」であれば、登録なしで資金を調達することが認められています。

投太郎
投太郎

私募ファンドは、金融庁の規制をずに、自由度の高い投資戦略を実行することができる代わりに、声をかけられる人数には限りがありますよということなんですね。

そして、さらにこの条件を拡大する抜け道があります。

それが「合同会社の社員権」を私募で募集することです。

「合同会社の社員権」の場合は、勧誘人数に上限がなく、出資者の人数が499人以下であれば、有価証券届出書の提出などの開示義務が発生しないのです。

BMキャピタルはこの「合同会社」形式を活用し、出資者の権利である「社員権」を直接募集しているのが特徴です。

合同会社とは?

 

 

株式会社と合同会社の違い

 

合同会社の「社員権」は、出資者が会社の利益分配を受ける権利や、経営に直接参加する権利を持つことを意味しています。

 

この点で、他の会社形態と少し異なる特徴を備えているのが合同会社です。

 

 

このように、BMキャピタルは合同会社の仕組みを活用し、法律の制約を受けずに大規模な資金調達を可能にしています。制約なしで行うことができているのです。

1-2 事前に準備しておくべきものや質問

ここでは、購入契約をスムーズに進行させるために必要なものと、契約前に確認すべき重要な質問点を詳しくお話ししていきますね。

1-2-1 準備しておきたい書類

購入の意思決定をすぐにする必要はありませんが、契約をスピーディーに進めるためには、次の2点を事前に用意しておくとスムーズかと。

①印鑑    :契約時には印鑑が必要となることが多いので、持参しましょう。
②銀行口座情報:自身の銀行口座を証明できる通帳やそのコピーを用意してください。

1-2-2 事前に考えておきたい質問

投資を進める際、不安や疑問を解消するために担当者に質問するのはとても大切ですが、実際に面談してから質問が思い浮かばないこともあるので、事前に疑問点をまとめてメモしておくのがいいと思います。

ちなみに私は以下のような質問を準備していきました。

BMキャピタルへの質問

参考にしてみてください。

2 問い合わせから購入までの流れ

上述の通り、BMキャピタルは私募ファンドなので、楽天証券など一般の証券会社では買えません。

以下のような手順で投資する必要があります。

BMキャピタル購入までの流れ

①公式HPから申し込み

②BMキャピタルの社員さんとの面談

③申し込み・入金

順にみていきましょう。

2-1  公式HPから申し込み

こちらの公式ホームページの問い合わせフォームから、氏名や出資希望金額等の必要情報を入力し送信してください。

(引用「BMキャピタル」)

入力例も記載しておきます。

氏名・法人名投資 太郎
フリガナトウシ タロウ
属性
メールアドレスtoushitarou@~~~~~
電話番号090-XXXX-XXXX
都道府県東京都
市区町村〇〇区〇〇1丁目1番-101
希望出資金額1000万円
その他投資は初めてですが、ヘッジファンドに興味があり、問い合わせすることにしました。
御社の過去の運用実績や具体的な投資先の事例について知ったうえで、投資を検討したいと考えています。
よろしくお願いいたします。
記入例

それから1〜2日後、会社の担当者からメール・電話での連絡があります。

投太郎
投太郎

私の場合、面談の場所については担当者から都内で好きな場所を選んでほしいと言われ、「どこでも良い」と答えたところ、東京ステーションホテルのラウンジで会うことになりました。

オンライン面談も選べたのですが、大きな資金を扱うので直接会ったほうが安心だと感じ、オフラインを選択しました。

「なぜ面談が必要なの?」と思う方もいるかもしれません。

BMキャピタルのような私募型のヘッジファンドは、担当者と直接会って商品の詳細を確認することが必須であり、BMキャピタルでも事前の面談が義務付けられているとのこと。

これは、投資家がファンドに適しているか確認し、不正利用や資金洗浄のリスクを避けるためのものだそうです。

2-2 BMキャピタルの社員との面談

面談当日は男性社員が一人で来て、資料をもとに以下について説明を受けました。

面談を通じて明確になった5つのこと

①BMキャピタルの運用実績

②詳しい運用手法(過去個別銘柄に行った実際の戦略を交えながら説明)

③ファンドマネージャーの経歴と実績

④手数料

解約方法

これらについて詳しく知りたい方は、以下記事でまとめていますので、見てみてください。

【現役法律事務員が徹底検証】BMキャピタルについてわかっていることを全部網羅的に解説してみた

2-3 申し込み・入金

私はある程度調べてから面談に臨んだので、納得できればその場で契約するつもりだったため、その日のうちに正式な書面による契約を結びました。

投太郎
投太郎

その場で即決したので、むしろ担当者が「もう少し検討しなくて大丈夫ですか?」と、ちょっと驚いた表情だったのが印象的でした笑

もちろん、その場で決める必要はなく、持ち帰って検討することも可能です。

契約書には、投資に関する細かな条項や、想定されるリスク、さらに予測されるリターンについても詳しく記載されていました。

これらをじっくりと確認し、納得したうえでサインし、指定された銀行口座に出資金を入金することで、正式に契約手続きが完了となります。

ここまでくると、BMキャピタル側が運用をスタートしてくれるので、あとは運用の状況を知らせてくれる報告を待つだけです。

3 購入後のサポート

投資家とファンド間の信頼関係は極めて重要だと私は考えています。

BMキャピタルを信頼することができれば、市場の変動に対する不安もなくなるし、長期的な視点での投資を行う心の準備ができますよね。

この章では、BMキャピタルがどのように、購入後のフォローを行い、相互の信頼関係構築に取り組んでいるのか、私なりに解説していきます。

3-1 BMキャピタルの運用報告について

BMキャピタルは四半期ごとに「運用報告書」を投資家へ提供し、その時点での運用実績を確認できるようにしています。

この報告書を通じて、投資家は自分の資産がどのように管理され、増減しているのかを随時把握できる仕組みです。

以下に運用報告書の送付タイミングを図示しておきます。

この運用報告書には次のような内容が記載されています。

(運用報告書の内容)

①投資家の持ち分金額

②決算報告

③市場概況について

④ファンド概況について

⑤投資先企業について

⑥今後の見通しやお客様へのメッセージ

⑦投資に関するリスクについて

一般的に、こうした運用報告書の内容は初心者には難解なことが多いです。

特にヘッジファンドの運用は複雑で、内容が専門的すぎるため、慣れていない方には非常にわかりにくいものになりがちです。

投太郎
投太郎

そんなあなたも心配ご無用!

確かに、投資初心者にとって、ヘッジファンドの報告書を読み解くのは数学を学び始めたばかりの高校生に、線形代数の教科書を読ませるようなものです。

ですが、BMキャピタルの運用報告書は他のヘッジファンドとは異なり、初心者でもわかりやすいように工夫がされています。

図表やグラフを多用して、資産運用の基礎知識がなくても理解できるよう、丁寧に説明されています。

また、運用報告書には投資判断の参考になるデータも多数含まれているため、運用状況の確認だけでなく、投資の学習材料としても役立つものになっています。

これにより、BMキャピタルの運用報告書は状況報告だけでなく、投資の知識などの理解を深める教材としても価値を持っていると言えるかもしれません。

以下記事で、報告書の内容を詳しく説明しているので、興味がある方は覗いてみてください。

【投資家の教科書】群を抜くわかりやすさ!BMキャピタルの運用報告書を紐解く

3-2 BMキャピタルの担当者によるフォロー

BMキャピタルでは、専任の担当社員が一対一でサポートしてくれます。

担当者はいつでも問い合わせに応じ、不明点を解消したり必要な情報を教えてくれます。

運用報告書の内容についても、分からないことがあれば直接メールや電話で問い合わせても答えてくれます。

さらに、こういったサポート体制だけじゃなく、カジュアルな交流もできるのがBMキャピタルの魅力のひとつ。

例えば、時には担当者と飲みに行くこともあります。

投太郎
投太郎

私は担当者と年に2回はへべれけになります笑

私にとって、BMキャピタルはただの資産運用会社っていうだけじゃなくて、信頼できるビジネスパートナーだと感じています。

興味がある方は、以下リンクから問い合わせてみてください。

4 さいごに

いかがでしたでしょうか。

BMキャピタルへの投資について、少しでも理解が深まったなら嬉しいです。

投太郎
投太郎

私自身は面談を受けてすぐに出資を決めましたが、焦らずじっくり検討してくださいね。

BMキャピタルでは面談後に持ち帰ってゆっくり考える時間も取れるので、本当に「これはいいな」と心から思えたときに決断するのがベストだと思います。

投資は慎重に。

興味がある方は以下リンクをタップしてみてください。