こんにちは、某法律事務所にて日々投資詐欺案件に携わっています、投太郎です。
「BMキャピタルは、平均年利10%越を10年以上継続!」
こんな話を聞くと、思わず興味が湧いてしまいませんか?
でも、ちょっと待ってください。
利回りには手数料や税金といった“隠れコスト”がつきものです。
投資を始める前に、こうした細かいコストを見落とすと、当初の期待利回りが大きく削られるケースもあります。
この記事では、BMキャピタルで投資を行った際に発生する手数料や税金などを具体的に見ていき、実質的な利回りを詳しく解説します。
BMキャピタルの年間利回りは、手数料控除後で10%越えなんです。
素晴らしい利回りを実現しているんですね。
ただ、気をつけておきたいのは、この高い利回りがどんな仕組みや戦略によって生まれているのかを、きちんと理解することです。
昔、ヘッジファンドを名乗る悪質な詐欺案件がいくつか発生し、世間を騒がせたことがありました。
詐欺業者は「高度なシステムでFX取引をしている」「年利30~50%の利益を出す」といった触れ込みでお金を集めていたのですが、実態はただの詐欺で、運用自体が存在しなかったというケースも多々あったのです。
つまり、「年利30~50%のリターン」をうたっていたその業者の「システム」とは、単なる嘘の上に成り立っていたわけです。
もちろん、高い利回りは投資の魅力ですが、その利回りがどうやって生み出されているかをしっかり確認しておくことが大事です。
運用手法がブラックボックスのままでは、安心して投資するのは難しいですからね。
では、BMキャピタルがこの10%超えという高い利回りを実現できている理由とは何でしょうか?
それはBMキャピタルが採用している投資戦略にあります。
バリュー投資とは、割安と判断される銘柄に投資する方法です。
簡単にいうと本当は高い価値があるのに、市場から低く評価されているせいで安くなっているものは、いつか必ず高くなるよねっていう理論ですね。
これが本当に実現できるなら、大きな利益が出るだろうなと思いますよね。
ただ、実際にはいろいろな苦労があるものです。
この手法に興味がある方や、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
荒れ狂う株式市場を支配するバリュー投資とは?BM CAPITALも採用する「割安銘柄の長期保有」という投資戦略の実態また、BMキャピタルは、日本の上場企業への投資を専門にしていますが、東証第一部に上場しているような超大手企業、たとえばJTなどはほとんど投資対象にはしていません。
代わりに、東証第二部やJASDAQに上場している中小型の企業の株式を主なターゲットにしているんです。
こうした中小型銘柄は、IR活動があまり活発でなく、英語での情報公開もほとんど行っていないため、海外のプロ投資家からは注目されていないことが多いんです。
その結果、割安なまま放置されているケースが多く、投資対象として非常に魅力があると言えます。
さらに、BMキャピタルが目をつける銘柄の中には、純資産が時価総額を上回っている企業も少なくありません。
つまり、その会社を丸ごと買収して解散させれば、持っている資産だけで利益が出るというような「お宝銘柄」も含まれているわけです。
BMキャピタルがこれまでに組み入れていた銘柄の中には、投資収益が+100%以上になったものもあるとか。
気になる方は、以下記事で紹介しているので、覗いてみてください。
BMキャピタルの組み入れ銘柄3選【運用手法や実績についても解説】2 BMキャピタルにかかる手数料形態
それでは次にBMキャピタルの手数料について「手数料の内訳も気になる」という方のために、解説しておきます。
「実質利回りが分かったからもういいよ」という方は飛ばしてください笑
BMキャピタルの手数料体系は、世界の多くのヘッジファンドと同様に、以下の3つの手数料で構成されています。
①購入手数料
②信託手数料(=管理手数料)
③成功報酬
一つ一つ見ていきます。
2-1 購入手数料
購入手数料は、その名の通りファンドを購入する際に一度だけ発生する手数料です。
BMキャピタルでは、この購入時に数%の手数料がかかりますが、これは一度きりの費用であり、継続して発生するわけではありません。
ちなみに、BMキャピタルには解約手数料が設定されていません。
これは、パフォーマンスに自信があるからこその措置かもしれませんね。
2-2 信託手数料(=管理手数料)
管理手数料(信託手数料)は、毎年発生する維持コストで、BMキャピタルの場合も例にもれず、年間で数%の手数料がかかります。
この費用は運用中ずっとかかるものです。
とはいえ、BMキャピタルはこの管理手数料を引いた後でも、年間利回りが10%を超える年が多いです。
高いリターンを生む運用が続いていることを考えると、この手数料に関してはそれほど気にする必要はないかもしれませんね。
2-3 成功報酬
「成功報酬」と聞いても馴染みがない方が多いかもしれませんが、これはヘッジファンドの手数料体系では一般的なものです。
ここでしっかり解説していきますね。
成功報酬は毎年必ず発生するものではなく、ファンドの成績次第で「発生する年もあれば、発生しない年もある」ものなんです。
BMキャピタルの成功報酬はハイクォーターマーク方式という計算方法によって設計されているからです。
成功報酬率自体は一般的なヘッジファンドと同じで数十%の範囲ですが、このように利益が出た時だけかかるというのが特徴です。
「でも、そんな手数料がかかるなら、インデックス投資の方がシンプルで無難じゃない?」と思いますよね。
はい、私もそう思います!
実際、インデックス投資は手軽で分かりやすいですし、低コストなのも魅力です。
私も「基本的にはインデックス投資でいいかな」と思っています。
あまり手間をかけたくないなら、インデックス投資はかなり有力です。
でも、ちょっと面倒でも「堅実な運用でしっかりリターンを狙いたい」という方には、BMキャピタルも選択肢に入れてみる価値はあるかもしれません。
手数料が高いからこそ、パフォーマンスを出せる自信があるとも言えますし、統計的にも「高めの手数料を設定しているヘッジファンドほど成績が良い」というデータもあるみたいですよ。
ですから、手数料に抵抗がある方も「利益を出してくれるBMキャピタルに少しお返しをする」と考えれば、気持ちよく投資を続けられるんじゃないでしょうか。
具体的な手数料については、無料面談で詳しく説明を受けるのが安心ですね。
3 BMキャピタルにかかる税金は?
BMキャピタルで得られる利益は、平均利回りが手数料控除後で10%前後とされている一方、その利益にはどのような税金がかかるのか気になりますよね。
ここで、税金の仕組みについて簡単に解説します。
まず、一般的な株式売却益にかかる税率は20.315%で「分離課税」という方式が適用されます。
この方式では、サラリーマンの年収などに関係なく、売却益には一律で20.315%の税金がかかります。
一方で、BMキャピタルの利益に適用されるのは「総合課税」です。
これは累進課税方式で、収入が増えるほど税率も上がる仕組みです。
総合課税では、普段の給与収入やその他の所得と合算され、課税額が計算されます。
例えば、会社からボーナスをもらうと所得税や住民税が増えるのと似たような感じですね。
要するに、BMキャピタルで得た利益は、あなたの給与など他の収入と合算され、その合計に基づいて累進課税が適用されます。
つまり、所得が多ければ多いほど税率が上がる仕組みなので、BMキャピタルの利益も収入が増えた分として計算され、所得に応じた税額が発生するのです。
こちらの所得税・住民税簡易シミュレーターも参考にしてください。
4 まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、BMキャピタルの手数料控除後の実質利回りや、その売却益にかかる税金について解説してみました。
正直なところ、BMキャピタルはインデックス投資と比べると少し手間もかかり、手数料も安くはありません。
こうした手間やコストを考えると、本当にリターンに見合っているのか疑問に思う方もいるでしょうし、私自身も基本的にはインデックス投資で十分だと感じています。
ただ、確かに最近のインデックス投資は好調ですが、これがずっと続くかはわかりません。
インデックス投資の平均利回りは5〜7%程度と言われていますが、好調な時期がある反面、長期的にはこの平均水準に戻っていくからです。
そう考えると、安定した運用の価値を見落とさないことも大切ではないでしょうか。
BMキャピタルは、長期的に年利10%前後の安定したリターンを目指して運用されています。
このため、多少の手間や手数料がかかったとしても、リスクを抑えながら安定したリターンを重視したい方にとっては、検討する価値がある投資先と言えると考えています。
BMキャピタルに興味がある方は以下記事も覗いてみてください。
【現役法律事務員が徹底検証】BMキャピタルについてわかっていることを全部網羅的に解説してみた