こんにちは、投太郎です。
今回はヘッジファンドで働く人たちの経歴について紹介させていただきます。
ヘッジファンドという言葉や、その影響力はニュースでも大きく取り上げられることがありますが、その実態はあまり多く知られていません。
今回は、プロ中のプロであるヘッジファンドの運用者が、どのような経歴を持つのか紹介させていただきます。
こうした周辺情報やバックグラウンドを知ることで、ヘッジファンドについての理解を深めていただき、より良い投資をしていただければと思っています。
1-1 ヘッジファンドで働く社員の学歴
ヘッジファンドで働く社員の学歴も見てみると、基本的に、東京大学や京都大学などの有名大学出身の方が多いようです。
加えて、海外MBAや、博士などを取得された方も多く見られます。
非常に高学歴な方が、多いようですね。
例えば、2005年、高額納税者番付で1位となったことで、一躍その名を世間に知られることとなったタワー投資顧問の清原達郎氏をご紹介させていただきます。
清原氏は東京大学卒業後、野村証券に入社しています。
スタンフォード大学MBAを取得後、ゴールドマンサックス証券、モルガンスタンレー証券などの外資系証券会社に勤務した後、タワー投資顧問の運用部長に就任しています。
学歴という意味では、清原氏は日本の最高学府である東京大学出身です。
また、スタンフォード大学MBAも、世界のMBAランキングTop10常連校です。かなりの、高学歴だと言えるのではないでしょうか。
清原氏のように、ヘッジファンド業界では高学歴な方が多く働いていて、知的な能力が高く要求される業界であることがうかがい知れます。
1-2 ヘッジファンドで働く社員の職歴
ヘッジファンドで働く社員の職歴についても、日本や世界の一流企業出身者が多いようで、特に、金融機関出身の方が多いようです。
例えば、2010年代に世界的な調査会社から数々の賞を受賞した、ハヤテグループの杉原行洋氏の経歴を見ていきましょう。
東京大学卒業後、ゴールドマンサックス証券において株式トレーディングで活躍の後、タワー投資顧問において運用の経験を積み、その後、独立を果たしています。
杉原氏は、外資系証券会社での株式トレーディングの経験を活かして、ヘッジファンド業界に転身しています。
こうした、トレーディングの知識を活かして、ヘッジファンド業界へ転身される運用者の方は多いようです。
この他にも、筆者のヘッジファンド業界の知人の一人であるA氏について紹介させていただきます。
A氏は、有名私立大学卒業後、国内金融機関に就職しました。
その後、海外勤務を経てロンドンにて独立しています。
A氏についても、金融機関でトレーディングの知識を積み上げてからの転職となっています。
2 ヘッジファンドで働きたいなら
ヘッジファンドの運用者は、基本的に実力重視で、かつ、高額な報酬であることが多い、魅力的なポジションです。
一方で、日本国内においては、税制の問題や優秀な人材確保などの面で不利に働くことから、ヘッジファンド自体の絶対数が少ないということもあり、ヘッジファンド運用者に関する情報は比較的少ない状況です。
ここでは、筆者の経験から、ヘッジファンドで働くためのお勧めルートを紹介したいと思います。
もしあなたが、ヘッジファンドで働きたいと思ったときに参考になれればと思います。
2-1 国内有名大学、大学院や海外MBAは当たり前
筆者が知っている日本人のヘッジファンド運用者は、いわゆる高学歴は当たり前の世界です。
東京大学、京都大学のような日本国内の有名大学・大学院出身であることは普通のことであり、海外大学・大学院やMBA取得者も多く見かけられます。
そもそも、筆者の印象としては、ヘッジファンド運用者に学歴が問われるような場面というのは、博士課程・ドクター取得者からで、特に理系的な能力、数学的な能力など専門的な知識を必要とする場合がほとんどだと思います。
それ以外の場合は、具体的な職歴や能力次第であって、学歴が高いから、修士で何かを学んだから、MBAを取得したからと言って、ヘッジファンドで採用されるようになるとは思えません。
基本的には、ジュニアで採用されるとしても、ある程度の職歴があって基本知識があることが大前提であり、シニア以降であれば、十分な専門知識に加えて、積み上げられた実績も問われることになります。
それでも、日本国内のヘッジファンド運用者の経歴を見てみると、東京大学出身者が多く見られるのは事実です。
このように、結果として高学歴者が多い理由としては、ヘッジファンドに求められるような職歴や能力を身に着けるために、高学歴であることが有利に働くためだと考えられるからです。
その1 国内AM・国内証券会社ファンドマネージャー・アナリストルート
国内AM・国内証券会社のファンドマネージャー・アナリストを経験して、ヘッジファンドへ転職するというルートは、比較的、株式のロングショート戦略のファンドマネージャー・アナリストに多いルートだと思います。
特に、国内株式のヘッジファンドを運用する上では、個別企業の分析を精緻に行うスキルは重宝されます。
このため、こうした企業分析を行うことができる、ファンドマネージャー・アナリストという職業を経験することは望ましい経歴だと考えられます。
その2 国内銀行・証券会社トレーダールート
筆者の知人A氏のルートでもある、国内銀行・証券会社トレーダールートも有力な候補だと考えられます。
ヘッジファンドは、デリバティブ(金融派生商品)を用いて、空売りなどを行うことが多くあります。
この時、デリバティブを扱う経験や、リスク管理を精密に行う経験を積めるという意味で、国内銀行・証券会社のトレーダールートは望ましい経歴だと考えられます。
その3 外資系銀行・証券会社トレーダールート
筆者の知っている限りの情報では、このルートが最も多いという印象があります。
外資系銀行・証券会社は、そもそも顧客としてヘッジファンドを扱うことが多くあります。
このため、ヘッジファンドの情報や手法に対して、より馴染みがあることが多いのではないでしょうか。
また、ヘッジファンドは税制の関係や人材確保の観点から、海外で設立した方が有利な場合が多くあります。
また、そこで働く人々もグローバルな経歴を持った人材が多くいます。
このため、グローバルな環境で働く経歴を持ち、かつ、高度なトレーディング経験を積める外資系銀行・証券会社でのトレーダールートは、最も望ましい経歴だと考えられます。
3 ヘッジファンド投資はとてもおすすめ
いかがでしょうか。
ヘッジファンド運用者は、基本的に非常に高学歴な人材であることが多いです。
加えて、その経歴は、国内外の大手金融機関出身であることが多く、特に、非常に高い報酬が約束されている外資系金融機関での経歴を捨てて、ヘッジファンド運用者になることが多くあります。
このため、ヘッジファンドへの転職は一般の方が考えるよりも、代償の大きい選択ではあると思われます。
しかし、多くのヘッジファンドマネージャーは、約束されたキャリアを捨てて、運用者として成功することを覚悟を決めて挑戦してきているのです。
こうした覚悟を持った人材が、運営しているという点もヘッジファンドの特徴と言えるでしょう。
こうした意味からも、ヘッジファンド運用者はエリート中のエリートであると言えます。
こうした覚悟と実績、高度な専門知識や技能を持った人材に運用を任せることができるのも、ヘッジファンドをお勧めする理由の一つになると思います。
4 今回のまとめ
今回はヘッジファンド運用者の学歴や経歴などをご紹介させていただきました。
エリート中のエリートと言えると思います。
特に、学歴という点で言いますと、東京大学や京都大学といった日本の最高峰の大学を卒業した方が多い印象です。
ただ、筆者個人の印象では、ヘッジファンドは非常に厳しい競争社会であるため、むしろ学歴自体を問われることは少ないようにも思います。
むしろ、ヘッジファンド運用者になるためには、望ましい経歴である外資系金融機関や国内金融機関で経験を積んで行き、実力を発揮して実績を積み上げていくことが必要不可欠だと考えられます。
ジュニアでの採用ではない限り、かなり高度な専門的知識や実績を積んでいることは、採用の最低限の条件の一つとも言えるでしょう。
こうしたエリート中のエリートであるヘッジファンド運用者に、大切な資金の一部を投資することは、有効なポートフォリオを構築するという観点から望ましい方法の一つであると考えられます。
国内からでも、こうしたヘッジファンドに投資する手法は結構あります!
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